墨田区鐘ヶ淵の歯科、カルミアデンタルクリニックのコラムです。
今回は、歯や歯茎を傷つけずに、虫歯や歯周病が予防できる「GBTメンテナンス」についてご紹介します。
パウダー噴霧により、歯や歯茎に触れずに着色や汚れを残すことなく取り除く方法です。従来のクリーニングは、超音波器具やスケーラーを使って歯石や着色を除去しますが、歯や歯茎を傷つける可能性があるというデメリットがありました。
しかし、GBTメンテナンスでは、パウダー噴霧により歯や歯茎を傷つけることなく、汚れを根こそぎ除去することができます。
それは、パウダーが歯垢や歯石などの汚れに付着して、汚れを浮き上がらせて落とすことができるからです。
パウダーには、炭酸カルシウムや酸化アルミニウムなどの成分が含まれています。これらの粉末が汚れに付着すると、汚れが浮き上がり、簡単に落とすことができます。また、パウダーの摩擦によって、汚れが落ちやすくなるという効果もあります。
粉末と水の力で汚れを落とす技術(ウェットブラスト)の仕組みを利用した、「高圧洗浄機」と同様の原理です。
GBTメンテナンスでは、歯や歯茎に触れることなく、バイオフィルムや歯石、着色を除去します。バイオフィルムとは、歯垢や歯石の原因となる細菌の塊です。歯周病や虫歯の原因となるため、除去することが重要です。
GBTメンテナンスでは、バイオフィルムを染め出しして見えるようにすることで、より効果的に除去することができます。特殊なパウダーを吹き付けてバイオフィルムを除去するため、歯に優しく痛みがありません。また、従来の歯石除去に比べて短時間で治療を行うことができます。さらに、バイオフィルムを除去することで、虫歯や歯周病の再発率を下げることができます。
さらに、歯石とりを毎月行うよりも、GBT メンテナンスを半年に1 回行う方が、感染症予防効果高いことが分かっています!
従来のクリーニングでは
・歯や歯茎が傷つくことが多い
・汚れの取り残しが多い
・痛かったりしみたりすることがある
・虫歯や歯周病の予防効果は高くない
などのデメリットがありました。
また、従来の歯面清掃では、歯間バイオフィルムのわずか50%しか除去できていないことも明らかになっています。
※ドイツの消費者団体「 Stiftung Warentest」(2015 年7 月) より
歯茎の検査をします
超音波器具を使って歯石取りをします
歯ブラシの指導をします
後日、再度歯茎の検査をします
歯周病や歯石の原因となるバイオフィルムを、染め出しして見えるようにします
お口の中の状況に応じた歯磨きの指導を行います
項目 | 従来のメンテナンス | GBT メンテナンス |
バイオフィルムの除去 | 歯石除去がメイン | バイオフィルム除去がメイン |
使用する器具 | 超音波器具 | エアフロー、歯ブラシ、 フロス、フッ素塗布 |
痛み | ある場合がある | ほとんどない |
再発率 | 高い | 低い |
従来のメンテナンスは、歯石の除去がメインの治療法です。そのため、歯石が取りきれていないと、バイオフィルムが残り、虫歯や歯周病の原因となります。また、超音波器具を使用するため、痛みや歯茎へのダメージが出る可能性があります。
一方、GBTメンテナンスは、バイオフィルムの除去がメインの治療法です。そのため、バイオフィルムを徹底的に除去することで、虫歯や歯周病の再発率を下げることができます。また、エアフローを使用するため、歯に優しく痛みがありません。
GBTメンテナンスは、歯や歯茎を傷つけずに、虫歯や歯周病を予防できるお口メンテナンスです。痛みやしみがなく、1回で終了するので、忙しい方にもおすすめです。
またカルミアデンタルクリニックでは、SDA(SWISS DENTAL ACADEMY)公認エキスパート歯科衛生士がGBTメンテナスの施術を行います。
興味のある方はぜひスタッフまでお声がけください。初めての方のご予約もお待ちしています!
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○:9:00~14:00/15:00~19:00
●:10:00~13:00/14:00~17:00
△:10:00~14:00
休診日:水曜・祝日