墨田区鐘ヶ淵の歯科、カルミアデンタルクリニックです。
桜が散ってしまいましたが、新緑が美しい季節になってきましたね。また、新生活にも少しずつ慣れてきているころではないでしょうか。
今回は、子どもの「歯の生え変わりサイン」」についてお話します。
合わせて子どもの歯の生えてくる時期や、生え変わりのときに気をつけることもお伝えします。歯に関することは知っているようで知らないので、改めて確認しましょう。
歯が生えそろう時期
子どもの歯が生えそろう時期は、乳歯が生えそろう3歳と永久歯が生えそろう14歳ごろの2回あります。個人差があるので必ず3歳や14歳とは言えませんが、目安を知っておくことは大切です。
なぜなら、生えそろう時期が分かっていれば、歯の生え変わりサインを見逃す可能性も低くなるからです。
3歳ごろに乳歯が生えそろう
赤ちゃんは生まれたときは歯がありません。生後6ヶ月ごろから生え始め、3歳ごろには乳歯が生えそろいます。
最初に生えるのは、下の前歯（乳中切歯）で6ヶ月～10ヶ月ごろ。下の前歯が生え変わることを皮切り、に少しずつ生えそろいます。全部で20本の乳歯が3歳ごろには生えそろうことを覚えておきましょう。
14歳ごろに永久歯が生えそろう
一方、永久歯は14歳ごろには生えそろいます。乳歯から永久歯に生え変わる時期は、上下どちらも前歯からで7歳ごろから生え変わります。
ただし、永久歯に生え変わる時期や生えそろう時期も個人差があるため、目安として覚えておきましょう。
歯の生え変わりが始まるサイン
歯が生え変わるサインは、歯が「グラグラ」することです。子どもは何か食べているときに「グラグラしてきた」と感じ、少し痛みも感じます。すると、家族に「歯がグラグラしてきた」「グラグラしてきたから痛い」などと訴えてくるので、家族にとっては歯の生え変わりのサインです。
乳歯が生えてくるときは赤ちゃんが何かを噛むようになったり、唾液がよく出てきたりすることが、歯が生えてくるサインと言われています。しかし、永久歯に生え変わるときは、乳歯のときのようなサインではありません。
6歳なら話せるようになっていたり、子どもの友達に歯が生え変わった子がいると、歯の生え変わりを見聞きしたりしているのでしっかりと訴えてきます。
触ってグラグラしたこともサインですが、子どもから訴えがあるので生え変わりのサインは分かりやすいです。
歯が生え変わりのときに気をつけること5つ
歯の生え変わりのときに気をつけることが5つあります。
1.虫歯にならないように歯磨きを丁寧に行う
2.フッ素などで予防する
3.虫歯の場合は乳歯の段階で治療しよう
4.食べやすいよう食事にしよう
5.無理矢理抜かない
乳歯のときに虫歯になっていると、生え変わっても虫歯菌はゼロにはなりません。そのため、日々の歯磨きはもちろんフッ素を塗布して予防することも大切です。
グラグラしている歯で食べると、痛みを感じることもあります。そのため、グラグラしている歯を使わない食べ方をするか、食材を小さく切ったり柔らかくしたり工夫しましょう。
また、グラグラしてくると、無理矢理抜く方がいます。しかしそうすることで歯ぐきを傷つけたり、歯ぐきの中に歯の根っこが残ったりする恐れがあります。無理矢理抜くのではなく、子ども自身が舌でグラグラの歯を押すことも方法のひとつです。
まとめ
乳歯の生え変わりのサインは、乳歯が生えてくるときよりも分かりやすいことが特徴です。歯の生え変わりに関して心配なことがあれば、当院にご相談ください。子どもから大人まで幅広く対応させていただきますので、ご家族でいらしてくださいね。